| 1905年 |
ポールハリスを中心にロータリークラブが、会員の事業利益の増大と親睦、つまり会員の互恵取引を目的とする友好クラブとして発足する。 |
| 1906年 |
自分達が世話になっている地域社会のことなど顧みず、ロータリアンだけが潤うエゴイズムの団体だとの批判を受け、地域社会との関わり方の方向性を模索し始める。 |
| 1908年 |
地域の全職種の人々をロータリーに招き、各業界にロータリーの精神や恩恵を還元することが地域社会への貢献であるとの見解を示す。つまり、ロータリーは、業界の代表が集まり情報交換する場ではなく、各業界へ優秀な人材を育てて派遣する団体であると定義。ゆえに、例会への出席義務を課す。 |
| 1910年 |
不況下で成功している人々の共通点から「Service」=「他人の立場を考え、他人のためになるように尽くすこと」(≠「サービス」)の重要性に気付く。 |
| 1911年 |
この「Service」の考え方こそがロータリーの存在理由であるとし、ロータリーの標語にと次の2つの思想が提言される。 @「Service Not Self」=「無私の奉仕・自己犠牲」 A「He Profits Most Who Serves Best」=「最善のサービスを行う者には、最大の利得がある」 |
| 1915年 |
ロータリアンはかくあるべしという具体的行動規範として「全分野の職業人を対象とするロータリー倫理訓」(別名:道徳律)を定める。ロータリアンには究極の「Service」が求められ、まさに中世キリスト教的思想となる。 |
| 1917年 |
ロータリーの存在理由は個人の倫理観に帰着するため社会的存在意義というものに欠ける、と感じたロータリアンのメルヴィン・ジョーンズが、奉仕の実践とは困難に直面している人に金銭的な援助を行うことだと批判を掲げ、自らライオンズクラブを設立する。 |
| 1918年 |
現在の標準ロータリークラブ定款にある「ロータリーの綱領」の祖形が作られ、ロータリーの目的とは「奉仕の理想」=「世のため人のため、常に相手の立場や気持ちに立ち、思いやりの心を持って」をそれぞれの職業の基礎において運営するための心を育てることと明記される。 |
| 1921年 |
@の考え方は、自己否定の奉仕・自己滅却の奉仕・利己犠牲の奉仕であり、それにより自社が倒産して社員・取引先・株主に迷惑を掛けては問題であり、あまりに宗教的倫理の思想であるとして、実業倫理の思想に修正される。 @改「Service Above Self」=「第1にサービス、第2に利己」 |
| 1922年 |
ロータリーの綱領の遵守、奉仕活動の標準指針を明示するための存在としてRIを結成し「国際ロータリー定款・細則及び標準ロータリークラブ定款」の制定によりロータリーの組織原理を確立させる。一方で、身体障害児救済で金銭的な援助を実施し「I Serve」「We Serve」の論争を激化させてしまう。 |
| 1923年 |
「決議23−34」(別名:セントルイス宣言)により「ロータリーにおいて社会奉仕とは、ロータリアンすべてがその個人生活、職業生活、及び社会生活に奉仕の理想を適用することを鼓吹かつ育成するにある」とし、「ロータリークラブの社会奉仕活動は、ロータリークラブの会員を奉仕という点で訓練しようとする実験としてのみ考慮されるべきである」と釘を刺し、「I Serve」と「We Serve」の違いを区別した。これにより、ロータリーの精神的骨格が確立され、この時点をロータリーの原点であるとする意見が強い。 |
| 1927年 |
現在のロータリークラブの基本である、クラブ・職業・社会・国際といった4大奉仕部門が確立され、原理探求の時代から実践の時代へと移行する。 |
| 1933年 |
ある社長が破産状態の会社を再建する際に、社員の誰でもが理解できる簡単な語句で倫理的な指針を示したいと考え出した「4つのテスト」が誕生する。その社長が1953年にRIに著作権を委譲し、ロータリーの標語となる。 |
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| 1968年 |
RIは、負担軽減のため、出席義務を緩和する規程を採択し、このあと次々と緩和の波が拡がっていくきっかけとなる。 |
| 1980年 |
RIは、宗教的思想が強すぎるとして、個人倫理の柱であった道徳律を規程から削除し、ロータリーは精神的なよりどころを失う。 |
| 1986年 |
RIは、セントルイス宣言を撤回し、社会奉仕を個人啓発・個人重視のものから全体的活動・物的財的奉仕活動への移行を提案するが、反発が多く提案を撤回する。 |
| 1992年 |
RIが下意上達姿勢の事務局的な存在から、「ロータリークラブの連合体として、社会奉仕のニーズや活動を伝え、広め、・・・・・力を終結すれば役立つと思われるプログラムやプロジェクトを適宜提案する義務を負っている」という上意下達姿勢への転換をはかり、承認される。 |
| 2000年 |
RIは、1業1会員制を廃止し、ロータリーの考えた地域との繋がり方の基本姿勢を撤回する。 |
| 2002年〜 |
現在も継続中であるが、RI主導の下、CLPが推進されている。1クラブあたりの平均会員数が30〜40名なのを考えると組織の再構築が必要なのは理解できるが、今のCLPは4大奉仕の概念が無くなり、ロータリーの原点をまた1つ失う恐れがある。また、RI主導ゆえ、クラブの自治権をRIが侵害しているとの意見もあり、問題視する声が大きい。 |